自分の感情と上手くつきあうたった一つのコツ-実践編

こんにちは。「自分感カウンセリング」の古村 たまきです。

前回は、

・感情は水に似ている
・感情は溜め込まずに流してあげることが大事

ということをお伝えしました。

(まだお読みになっていない方は、こちらの記事もご覧くださいね。理解がより深まりますよ)


では、「感情を流す」って、具体的にはどうすればいいのでしょうか?


それは…



「ただ感じる」
「ただ受け取る」



これだけでいいんです。



たとえば、

「あ、私、悲しいんだなぁ」
「今、イライラしてるなぁ」
「嫉妬を感じてるなぁ」

こんな感じです。

こんな心あたり、ありませんか…?

カンタンすぎて拍子抜けしちゃいましたか?
でも実は、意外とできていないことも多いんですよ。

誰でも、自分がネガティブな感情を抱いていることは
なかなか認めたくないものですよね。

「このくらい平気、悲しくなんかない」
「怒っちゃダメ、いつも笑顔でいなくちゃ」
「嫉妬なんかしてる私は素敵じゃない」

こんなふうに、つい無理したり強がったり…。
その場の空気を壊さないようにとか、周りの人に心配をかけないようになどと
気をつかってガマンしてしまうこと、あなたにもあるのではないでしょうか。

また、最近は、
「どんな自分にもOKを出しましょう、愛してあげましょう」
というようなフレーズを見聞きすることが、よくありますね。

その通りにすんなりできればいいのですが、逆に
「自分にOKを出せない自分、愛せない自分はダメなんだ…」
と感じてしまうことも…。

これでは、自己否定の無限ループから抜け出せなくなってしまいます。

無理なくできる、ちょっとしたコツ

そこで、

「ただ感じる」「ただ受け取る」

というのがオススメなんです。


そのときの気持ちに

「ただ目を向ける」

と言ってもいいかもしれません。

たとえば、テーブルの上のりんごを見て、
「りんごがあるなぁ」と思うのと同じことです。


このとき、

「ここにはりんごなんか無い」
「これはりんごじゃない、みかんだ」

なんて思いませんよね。


「これならできそう」って思っていただけましたか?
とってもシンプルな方法ですが、これだけでも、感情はちゃんと流れるようになりますよ。

ネガティブ感情だって、あなたの味方

そもそも感情って、たとえネガティブなものであっても、
嫌がったり、否定したりしなくていいんです。
私たちが生きていくための、大切な役割を果たしてくれているものだからです。

私たちが何かを見たり聞いたりしたとき、それが命に関わるものだと脳が判断すると、
「危ないよ!」というメッセージを伝えに来てくれるのが、ネガティブ感情です。

あなたがメッセージを受け取ってあげれば、感情は役割を終えて、流れていきます。

それを、あなたが嫌がって受け取り拒否を続けていると、どうなるでしょうか?

「とっても大事なことを伝えたいのに、どうして聞いてくれないの!」

と不満を募らせていってしまいます。

これが、感情が流れずに溜まっていくということです。
溜まり続けた感情がどうなるかは、前回お話ししましたね。

まとめ

いかがでしたか?

ここまでの内容をまとめると…

*「感情を流す」には「ただ感じる、受け取る」だけでいい
*自己否定の無限ループから抜けるコツ
*ネガティブ感情も、実は大切な味方

…ということでした。

今回お伝えしたことは、「自分感」を育てていくための第一歩でもあります。
すぐにできる方法なので、まずは気軽に始めてみてくださいね。
ラクな気持ちで過ごせる時間を、自分で増やしていくことができますよ。